富士フイルムは9月6日、「チェキ」(INSTAX)フィルムの需要拡大に対応するため、神奈川県足柄市の工場にあるチェキフィルムの設備を、45億円かけて増強すると発表した。 2024年秋から順次稼働させ、フル稼働する25年度には生産能力が約2割向上する。22年からの設備増強による効果も合わせると、21年度比で約4割増という。 チェキ(グローバルの正式名称はINSTAX)は、フィルムカメラ時代の1998年に発売。スマートフォン普及以降も、「その場で撮影した写真がすぐ紙にプリントされる」ことがデジタルにない体験として受け、モデル数や販売数が拡大している。 関連記事 富士フイルム、写真フィルムの受注再開も最大88%値上げへ チェキの一部製品も対象 富士フイルムの写真用フィルムと「INSTAX“チェキ”」のカメラ本体、一部フィルムが値上がりする。あわせて、3月から受注を一時停止していたカラーネガフィル