フランスはパリの新聞社襲撃事件から10日あまり。 テロが悪いのはもちろんですが、ここ数日間で「風刺画」と「文化」について改めて考えさせられました。 17名が犠牲になったテロ事件の後も、フランスのシャルリー・エブド紙が風刺画の掲載を続ける一方で、日本の新聞は朝日新聞、毎日新聞、読売新聞が風刺画の掲載を見送り、日経新聞、産経新聞、東京新聞は掲載をする、というふうに国内でも対応が分かれました。 風刺画に関しては、実は私サンドラが育ったドイツもフランス同様に風刺画が大変盛んで、新聞を広げれば政治家や旬な事件に関する風刺画が描かれています。風刺画はドイツやフランスにおいてはかなりの伝統があり、その歴史も長いことから、風刺画はヨーロッパの社会では「文化」となっているのですね。昔から。 でも。強く思うのは風刺画とは「あくまでもヨーロッパの文化」である、ということ。つまりは「風刺画は文化」というのはあくま