フランスは世界の中でも日本のアニメが紹介されたもっとも古い国であり、日本のコンテンツ人気が最初に高まった国である。つまり、フランスは日本のアニメ産業にとって、世界市場への入り口となっており、70年代に紹介された「グレンタイザー」、「キャンディ・キャンディ」は子供世代の視聴率100%といわれた。その後も90年代前半まで「ドラゴン・ボール」、「キャプテン翼」のようなアニメが紹介され、大きな人気を博した。米国での本格的な人気が90年代後半の「ポケモン」であるのに比較すると、日本アニメの歴史の長さが際立っている。 映画も比較的早く、広範な映画が紹介され、マンガもここ1?2年で米国に市場規模を抜かれたものの、人口規模を考えると非常に大きな市場である。つまり、フランスは世界に先駆け日本のコンテンツが紹介されている国であり、世界市場の入り口といえるだろう。 一方で日本のコンテンツに対する反発の歴史も長い
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