ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 素晴らしい本だ。この本は、もう間違いなく、ここ何年かでボクが読んだ企業戦略、事業戦略について書かれたものではナンバーワンだ。しかも、圧倒的なナンバーワン。経営に携わる人なら絶対に読んで損はないと思う。 今後もこの手の本は相当な数が出てくることは間違いないとは思うけど、でも、この本が提示した戦略の考え方や、その骨格いたいなものは、十分にあと10年ぐらいは通用する強度を持っていると思う。10年ぐらいの強度を持つだろうなんて、ビジネス経験がまだ15年のボクが言うのもおこがましいにも程があるが、でも、そういうのには理由がある。それは、本書で展開されている理論が、一過性のトレンドや部分的な最適化や、特定の手法やフレームワークに頼るようなものではないというところにある。そういった
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