恩田倉岡の勾留に正統性はない。 法的正当性、社会的正当性、どちらともない。 被疑事実がデタラメ至極であることは言うを待たず、この間、恩田倉岡他6学生の受けた取り調べは―広辞苑が改訂されていない限りにおいて―「取り調べ」の原義とは著しくかけ離れたものであった。 「お前はメシを食うことにしか脳がない!」 「ふっくらほっぺの倉岡さ~ん」 「甘い者が大好きなブタさ~ん」 「お前、化粧しろ!」 「お前、男欲しいんだろ!」 「お前はそれでも中核派か!」 「ドタマかち割ってやんぞ、コラァ!」 以上は公安警察官の発言として過去記事に活写した通りであるが、これですべてではない。 今回は新たに、逮捕された6名の弁護活動を闘っている法大弾圧救援会のビラを紹介し、取り調べの実態を暴露する。 ビラには6学生が日々直面する転向強要の詳細が、事細かに記されている。 6人の学生に対しては、連日密室で「取り調べ」と称して「