差別丸出しの「地域安全ニュース」 下に掲載したビラは、横浜市神奈川区内の町内会で警察が回覧させている、「地域安全ニュース」というものである。 一見して、思わず目を疑ってしまった。 この「地域」では、中国人(らしく見える)人間は、うっかり携帯電話を掛けることもできない。 車の運転もできなければ、旅行鞄を持って歩くことも、友人宅を訪ねることすらできないのである。 そんなことをすれば、いつこのビラの内容を素直に信じた「住民」に通報され、飛んできた警官から職質を受けて不愉快な思いをさせられるかもしれない。 そこでうまく日本語の受け答えができなかったりすれば、警察署に連行され、さらに何時間も取り調べを受けさせられることにもなりかねない。 こんな差別丸出しのビラを公然と配る警察が、密室内での取り調べで「中国系外国人」に対してどのような侮辱的取り扱いをするか、およそ想像がつこうというものである。 ピッキ
今回は当コラム「文学のはざま」にふさわしい内容とはいえないかもしれませんが、日本語を書きあらわす文字である漢字とかなについてすこし考えさせてもらいたいとおもいます。というのも、わたしが参加しているある読書サークルで、「漢字問題」についての報告をする機会をえたのですが、この一ヶ月ほどそのことばかり調べていたせいか、どうもそれ以外のことが頭にうかばなくなっているようなのです。どんな本をひらいても、書いている内容ではなく、「この人はこんなところまで漢字をつかっているなぁ」などと文字づらばかりおいかけてしまうぐらいなのです。これでは意味ぶかい「文学」のことなど到底考えられないのもわかっていただけるでしょう。 ただ、そうはいってもこれはこれで面白いのではないかとおもっています。というのも、いままで「文字」の問題なんてさほど真面目に考えてこなかったせいか、わたしにとっては知らぬことばかりで、その「勉強
これが「棒の手紙」だ! 平成8年から9年にかけて世間を騒がせた「棒の手紙」――僕はたぶん、それを徹底分析した日本でただ1人の人間だと思うので(笑)、その分析結果をここに残しておきたい。 僕が「棒の手紙」のことを初めて知らされたのは、「オタク座談会」シリーズを出している音楽専科社の編集者からだった。 音楽専科社は『アリーナ37℃』という音楽雑誌を出しているのだが、その文通希望コーナーに名前が載った人の中で、「不幸の手紙」の被害に遭う人が続出した。「こわくて捨てられない」という訴えを受けた編集部では、「『不幸の手紙』を受け取った方は編集部までお送りください。こちらで処分します」と呼びかけた。すると「不幸の手紙」が編集部宛てに続々と回送されてくるようになった。 ところが、途中で字の汚い奴がいたらしく、「不」と「幸」がくっついて「棒」になってしまった。しかも「文章を変えずに」という指示がある
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