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ブックマーク / kakuteki2.blog.shinobi.jp (2)

  • ささくれた日々 「特捜部Q カルテ番号64」 ユッシ・エーズラ・オールスン

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 過去の未解決事件を専門に捜査するコペンハーゲン警察の特捜部Qシリーズ第4弾。 今回は80年代に失踪したナイトクラブ経営者の事件。 調べてみると、時を同じくして5人も行方が分からなくなっていることが判明。 しかも、内の数人に微妙なつながりがみつかり、またニーデという女性との関わりにもつながると、そこにはデンマークの暗い歴史の一部が…。 自国の暗部にエンターテイメントな小説で切り込んでいくところ、「コリーニ事件」が思い出されます。 著者のあとがきによると、この人権侵害にデンマークは賠償どころか謝罪もないのだとか。 「コリーニ事件」のように国を動かすようなことが起きるのでしょうか。 というふうに、過去3作と同様扱う事件はシリアスすぎ、事件を扱う人たちは軽妙過ぎ(カールだけか…?)という

  • ささくれた日々 そして謎は続く…「特捜部Q Pからのメッセージ」 ユッシ・エーズラ・オールスン

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 ひょんなことから手を出した「特捜部Q」シリーズ。 この三作目は北欧で有名な賞を受賞したとのことで、ボリュームを感じさせない読み応えはそういうことなのだろうな、と。 前二作も、事件はとことん残忍なのに、捜査する側の日常はユーモラスで、その対比がどうかしそうに感じたが、今回はさらにどうかしそうになる。 犯人パートの書き込みがものすごくて、綿密な計画の異常性というか、整然と常軌を逸している感じが恐ろしい。 うっかりすると特捜部Qの面々のことを忘れてしまいそうになる。 そんな陰惨が渦巻くような話なのに光がさすようなラストにも戸惑いを感じたりする。 つまり、振り回されっぱなしだということです(笑)。 事件とは別に、特捜部Qのメンバーの謎がまた小出しにされ、しかも深くは追われていないという…

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