(2013年感想32冊目) 原題Tara Duncan2 Le Livre interdit ソフィー・オドゥワン=マミコニアン 著 山本知子 訳 村田蓮爾 表紙絵 おすすめ度★★★★☆(久しぶりに読んだけど面白かったです。) 「こいつ、ぼくを選んだんだ! バリュンヌという名前なんだって! ごめんなさいって言っている。どうしてあんなことをしたかわからないって……。こいつ、ぼくを選んだんだよ!」(p120) ハリー・ポッターの姉妹作と呼ばれるフレンチ・ファンタジー、タラ・ダンカンシリ-ズの2冊目の翻訳(上巻) 前巻で殺人の容疑をかけられたカル。カルの容疑を晴らすため、タラたち仲間は、奮闘するが……。 といった内容かな。かなり大雑把ですが。今回はカルがかなり窮地に立たされます。 まずなんといっても、表紙のファブリスがイケメンである。このシリーズは登場人物が多くてこんがらがっていたけれど、これで
ちょうどこの前のYoutube放送局「Cartoonium」の話でちょこっと名が出た「TARA DUNCAN」 アニメ制作はフランスのMoonscoop 「TARA DUNCAN」はフランスで人気の児童向けファンタジー小説。これはそのアニメ化作品。 女の子版ハリーポッターなどと言われてるようだけど、自分は読んだ事ないので内容はよく知りません。 あらすじみる限り、あまりハリーポッターぽくは無いと思うけど。 kabillionチャンネルでフルエピソードが無料配信されてる・・・んですが、日本からは見れません。 でも、なぜか9話は規制されてなくて日本からでも視聴できる。>http://youtu.be/CU3SjAZHhus ミニクリップは視聴できるので、雰囲気くらいは把握できるかな。 (※元はフランス語だけど、これは英語版) こちらは「TARA DUNCAN」ミュージックビデオ アニメ本編よりも
ペトラ [単行本] 著者:マリア・ニルソン・トーレ 出版:クレヨンハウス (2013-02-20) ペトラ(ヒョウ?)にはもようが1000個あります。 なのに、ある日数えてみると1個足りません。 台所に行ってみると、ペトラから離れた「ブチ」は窓の外を見てためいきをついているのです。 ペトラがつかまえようとすると逃げ回り、ペトラはへとへとになって「こんなわんぱくなブチはいらない」と窓を開けてしまいます。 ブチは大喜びで真っ白な雪の世界に飛び出していきます。 やがて春になると、ブチが戻ってきて……。 いかにも北欧らしいインテリアや「ブチ」が「となりのトトロ」のまっくろくろすけみたいだったりと、みどころはいろいろあるすてきな絵本です。 でも、一番のテーマは人と人との関係について。 親子の間で。 友だちとの間で。 恋人との間で。 相手の自立や自由をどこまで尊重するのか、について描いています。 どこ
かわいい表紙だったので読みました。 『ペトラ』 (マリア・ニルソン・トーレ/作 ヘレンハルメ美穂/訳 クレヨンハウス) ある寒い朝、ペトラは起きてびっくり。 1000個あるはずの身体のブチが1つなくなっているのです。 ブチは、窓から外を見てため息をついていました。 ペトラは必死で捕まえて、テープでそのブチのあったところに貼り付けようとしましたが、ブチは逃げ回ります。 ペトラは疲れてしまって、窓を開けてブチを行かせます。 「他のブチはここにいるのが好きなのに、なぜ外になんて行きたがるのかしら?」 ペトラには理解できませんでしたが、あの子は他の子と違うんだとは気づきました。 それから、随分経って・・・。 絵が素敵。 ペトラの家の調度品や、壁紙がとってもかわいいのです。 ペトラの表情・しぐさもグッド! スウェーデンの作家の作品ですが、色使いやインテリアにもそれが現れているかも。 結局ブチは帰って
名古屋の広告会社に働いていた元アドマンのブログ。広告とインターネットに携わる男が、時代の転換期で日々感じること、気づくこと、体験したこと、また、読んだ本や見た映画の感想などを思いのままに書き綴ります。 グローバルマーケティング/広告代理店「ストロベリー・フロッグ」のCEO、スコット・グッドソンが書いた「ムーブメント・マーケティング」を読んだ。 グッドソン氏によれば、ムーブメントとは社会的・政治的・文化的な運動や活動を指す。従って、ムーブメント・マーケティングは、ムーブメントを利用して、企業への共感や好感を獲得する行為といえるであろう。 特徴的なのは、ムーブメント・マーケティングはあらゆる面において、従来のマスマーケティングの対極にあるということだ。 グッドソン氏は、こんな言い方で違いを表わしている。 ここに新製品の携帯電話がある。 「この新製品を買ってもらうためにどうすればいい?この製品独
『ムーブメント・マーケティング 「社会現象」の使い方』(スコット・グッドソン著、山田美明訳、阪急コミュニケーションズ)の著者は、ムーブメントについてこう記しています。 ムーブメントとは、社会的・政治的・文化的な運動や活動を指す。ムーブメントは、それを起こしたいという熱意さえあれば、少人数からでも始められる。そして最終的には、文化を変えることさえできる。 (5ページ 「はじめに」より) そしてムーブメントに共通する特徴を、「《ウォール街を占拠せよ》運動」(2011年9月からニューヨーク・ウォール街で発生した、アメリカ経済界/政界に対する抗議運動)を引き合いに出しながらこう説明しています。 ムーブメントは、"芽生えつつあるトレンド"を中心に形成される傾向がある(《ウォール街を占拠せよ》運動の場合、上位一パーセントの富裕層に含まれない"99パーセント"が、何らかの声を上げずにはいられないほど苦し
満足度★★★★ 付箋数:26 「リー医師は問題を抱えていた。患者の胃に腫瘍が見つかり、 悪性の可能性が高い。運悪く、腫瘍は手術で切除できない場所に できている。そうなると、とれる処置は放射線治療だけだ。 ところが、唯一のその処置にも問題があった。癌細胞を殺せるほどの 強力な放射線を照射すれば、周辺の健康な組織まで殺して 回復不能な損傷を与え、患者の命を危険にさらすことになる。 治療を成功させるために、リー医師はどうすればいいのだろう? 少し時間をかけてこの問題を考えてみよう。」 これは心理学者カール・ダンカーさんが、洞察力を測るために 考案した問題で、本書の第5章(180ページ)に掲載されていました。 実はこの問題を解くヒントが、本書の24ページにありました。 それは、工場での焼き切れたフィラメント修理をする キース・コウさんのエピソードです。 ここで問題なのは、私が著者のアート・マークマ
「記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術」というサブタイトルからも想像できるとおり、『スマート・シンキング』(アート・マークマン著、早川麻百合訳、阪急コミュニケーションズ)とは、自分が持っている知識を利用し、優れたイノベーションを導くための思考法。そして認知科学の第一人者である著者は、「スマート思考に必要なスキル」について次のように述べています。 スマート・シンキングには、質の高い知識を習得すること、そしてその知識を応用して目標を達成するための賢い習慣を身につけることが必要である。 (30ページより) これらを身につけることによって、「考える」ということの原点に立ち返るべきだということ。そしてそこを原点として、本書では「行動を変える」「効果的に学習する」「効果を最大化する」などについて、さまざまな事例を交えながら説明しています。そのなかから、コラム「すぐに使えるスマート・シンキング
『「特捜部Q」―過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。「Q」が今回挑むのは、八〇年代に起こったナイトクラブのマダムの失踪事件。アサドとローセの調査によるとほぼ同時に五人もの行方不明者が出ているという。カール・マーク警部補は大事件の匂いを嗅ぎつけ捜査に着手。やがて、壮絶な過去を持つひとりの老女と新進政党の関係者が捜査線上に浮かび上がってくるのだが…。デンマークを代表する文学賞「金の月桂樹」賞受賞。世界的ベストセラー人気警察小説シリーズ、待望の第四弾。 』 設定に慣れてきて読みやすい。 シリーズ4作目で、現在のところシリーズ中最も外的評価が高いようだが、たぶん実際にあった優生保護法(的なもの)を下敷きにしているからだろう。 優生な民族のみを残そうとするのはナチスドイツの専売ではなかったのだということを知らなかった。 デンマーク王国では1929年から1967年までに人口5
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く