前原誠司国土交通相は22日、各種世論調査で内閣支持率が下落していることを受け、夏の参院選選挙区で2人区に2人、3人区以上では2人以上の候補者を立てる民主党の方針について「支持率が高い時が前提の2人擁立だ。これだけ支持率が下がって、前提が崩れている。党も基本的に考え方を見直したほうがいいのではないか」と否定的な見方を示した。京都府舞鶴市であった海上保安学校の卒業式の後、記者団に語った。 前原国交相は「政治とカネの問題で国民からけじめがついていないと見られていて、70%台あった支持率がこれだけ下がっている中で、2人区で2人、3人区で2人というのはなかなか厳しい状況になっていると思う」と述べた。