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![週刊 サイエンスジャーナル 2016.1.10号 ISS 2024年/認知症の薬/今が旬の野菜/第61回ノーベル物理学賞・化学賞・医学生理学賞 : サイエンスジャーナル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/da78a05937633f7a2b4b2219826151c370cd607b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fparts.blog.livedoor.jp%2Fimg%2Fusr%2Fcmn%2Fogp_image%2Flivedoor.png)
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複雑な複数の共生関係 2種類以上の生物が、同じところでお互いの生活が密接に絡まり合うように生活しているものを共生という。この中でも片方だけが利益を受けているものを片利共生といい、お互いに利益があるものを相利共生と呼んでいる。 そのよい例が、アブラムシとアリの共生関係である。アブラムシの中には甘露と呼ぶ甘い蜜を出す種類がいる。アリはその甘露が欲しいためにアブラムシの面倒を見る。人が牧場で牛を飼うように、アリがアブラムシの面倒を見るという。 しかし、アリとアブラムシの相利共生は、それだけで終わらない場合がある。それがアリ植物の存在だ。アリ植物とは、アリと共生関係を持ち、その植物体の上にアリを常時生活させるような構造を持つ植物のことである。日本には確実なものはないが、世界各地の熱帯域にその例が知られる。
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