優れた作詞家はたくさんいるが、ディランには唯一無二のスゴさがあると語るピーター・バラカン氏 ダイナマイトを発明した人の賞なんてディランが受け取るわけがない――という一部のファンの“期待”を裏切り、ボブ・ディランは約2週間にわたる沈黙を破って、ノーベル文学賞受賞の喜びを表明した。 「アメリカの偉大な歌の伝統の中で新たな詩的表現を生み出した」というのが受賞理由だが、英語を話せない日本人にはイマイチわかりにくい。 そこで、『ロックの英詞を読む』などの著書を持ち、テレビやラジオで活躍するブロードキャスター、ピーター・バラカン氏に、ディランの「本当のスゴさ」を解説していただいた――。 *** ―受賞辞退も“期待”された今回の騒動を、バラカンさんはどう見ていましたか? バラカン 2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんが先日、日本は自国の人のノーベル賞受賞について「騒ぎすぎ」と言っていました。
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