ノート習慣でなぜ差がつくのか? 高い地位と、それに伴う責任を担うのが大企業の社長や役員、オーナー企業の経営者といった人たちだ。彼らエグゼクティブには、部課長など一般のサラリーマンとは異なる「常識」がある。その常識の差は、ノートの選び方、取り方といったビジネス上の基本的な習慣にも表れているのではないか。 そんな仮定のもと、プレジデント編集部では今回、オーナー企業の経営者や大企業役員らを対象にした「ノート習慣」に関する意識調査を行った。そのうえで、エグゼクティブの行動習慣に詳しい2人の専門家に取材し、エグゼクティブ層(=「役員になる男」)とサラリーマン層(=「課長止まりの男」)との習慣の違いを明らかにすることを試みた。 協力を仰いだ専門家は、腕利きヘッドハンターとして多くのエグゼクティブの転職支援に携わってきた森本千賀子氏と、富裕層マーケティングを専門とする増渕達也氏。意識調査を委託したのは、