≪技法の特徴≫ インプットアウトプット法は、GE社がオートマチックシステムの設計アイデアを求めるために考案した方法です。日本では「入出法」、米国では別名をゴーストップ法といいます。 技法としては、入から出へ、発散と収束を繰り返し、強制的に思考を進めているので、強制連想法にもなりますが、発散と収束をくり返すところから統合技法に分類しました。ゴーストップ法でゴーとは発散思考、ストップとは収束評価思考の意味です。基本的にはアイデア発想はゴー・ストップの繰り返しなわけです。 ≪技法の進め方≫ この技法の進め方のポイントをあげておきます。 <インプット・アウトプット法のステップ> テーマを決める 入(インプット)の設定 出(アウトプット)の設定 制限条件を決める ゴーストップ法でアイデア発想をする。 第1歩は発散、第2歩は評価、そして又発散そして評価、と最後の具体化へ向けて発想を進めます。
≪技法のポイント≫ NM法は創造工学研究所所長の中山正和さんが考案された技法で、その頭文字をとって名づけられたものです。 NM法は、シネクティクスがヒントになってはいますが、ステップの完成度はNM法のほうが高いといえます。これは現代能力開発研究所所長の高橋浩さんが発展されたNM‐T型に負っています。 NM法は、もともと製品開発に用いる技法として開発されました。類比を使って発想するわけですが、ステップがはっきりしているので、初心者でもなじみやすく、大変わかりやすいものです。しかしその後、発明の技法としてばかりでなく、ソフト企画の発想にも用いられるようになりました。BSなどよりも、奇抜なアイデアを出すのに有効です。 類比技法の代表的なものであり、ステップが単純で分かりやすく、類比技法としては日本で一番普及しています。技法として使わなくても、NM法のような類比を使っての発想法はアイディア
≪チェックリスト法の特徴≫ チェックリストというのは、あることを考える時に抜け落ちがないように、1つずつチェックしていくための一覧表のことで、海外旅行の準備品チェックリストはその代表的なものです。このように、チェックリストは一般的には、ミスを起こさないための「消極的」なものが主です。 しかし問題解決のために新しい視点を探す「積極的」なものもいくつかあります。ここでは、新しい発想を見つけるために用いられるチェックリストをとりあげます。 ≪チェックリスト法の進め方≫ 代表的な発想のチェックリストを紹介しましょう。最も有名でよく利用されているものはBSの考案者オズボーンのチェックリスト法です。もともとはもっと長かったのですが、クリスマスカード用に9項目に短くされたものが今では著名になりました。 各項目ごとに発想したアイデア例を「マッチのアイデア」で説明します。< >の中。 <オズボーン
≪技法のポイント≫ ブレインライティング(以下BWと略称)は、西ドイツで開発された思考法です。個人の独自性を生かしつつBSの長所も生かすやり方です。 BWは当初6・3・5法と呼ばれていました。 6人ずつの参加者で 3つずつアイデアを各自が考え 5分以内で用紙に記入し隣に回す というプロセスで進行してゆくからです。 創始者はホリゲルという形態分析法の専門家で、1968年にドイツで創案しました。 この技法の最大の特徴は、全員無言で集団思考を行うということです。 ≪技法のステップ≫ テーマを「ブレインライティングシート」の頭に記入。 リーダーはタイムチェックと進行役を担当。 メンバーは原則6名、しかし何十人でもできるのがこの技法の特徴。 机は原則として円形か正方形に。 配布されたシートに、各自はまず�Tの横のABC欄にアイデアを5分間に3つ書く。 5分たったら自分のシートを左の人に
≪技法のポイント≫ ブレインストーミング(以下BSと略す)は、米国の広告会社BBDO社の社長オズボーンの考案したものです。自由連想法の代表的なもので、基本的には集団技法です。ブレインストーミング(略・BS)の特徴は、下のルールにはっきり表されています。 <BSのルール> 判断延期 自由奔放 質より量 結合改善 参加者はアイデアを出すことだけに専念して、判断は後ですればよいということで「判断延期」となります。また発想は「自由奔放」でなくてはなりません。「質より量」と量をどんどん出せば良い質のものも出てくる、ということです。 そして、「結合改善」、つまり集団で衆知を集めてアイデアを出せというわけです。 ≪技法のステップ≫ テーマは細かく具体的なものにする。 部屋の机を全員の顔が見て座れるように並べる。 模造紙または黒板、できれば記録がコピーできる電子黒板を用意する。 リーダーが進行し
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