東京メトロは20日、有楽町線・副都心線の地下鉄成増駅(東京都板橋区)で、20代の男性駅員が女子トイレにカメラを仕掛けて盗撮していたと発表した。問題の発覚を受けて全駅のトイレを点検したが、他に異常は見つからなかった。「乗客の信頼を損ね、深くおわびする。社員教育を徹底し、再発防止に取り組む」としている。 東京メトロによると、3月12日、個室のドアの内側にある掲示物の裏にカメラが取り付けられていることが、利用客の申告で判明。駅員が110番した。同社が8月に男性駅員から聞き取りをした結果、関与を認めた。男性駅員はその翌日、都内で遺体で見つかった。自殺とみられる。