村井満が第5代Jリーグチェアマンに就任した14年といえば、J1リーグが2ステージ制によるCS(チャンピオンシップ)を導入する前年に当たる。当時のJリーグは、放映権を持つスカパー!などから得られる放映権収入(年間50億円とされる)に支えられてきた。その一方で、地上波への露出を増やさなければ頭打ちとなるという危機感を抱えており、CS復活はそのための切り札と目されていた。ちょうどその頃、当時のJリーグ社員のちょっとした「お遊び」が村井の目に止まる。以下、当人の証言。 「今でもよく覚えているんだけれど、川崎フロンターレの中村憲剛と大久保嘉人が『キャプテン翼』の反動蹴速迅砲(はんどうしゅうそくじんほう)を再現した動画をYouTubeにアップして、ものすごい反響があったんですよね。当時、Jリーグの試合映像の使用は基本的にスカパー!さんの許諾が必要だったんだけれど、あれはウチのスタッフがクラブの練習場に
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