談山神社のけまり祭 蹴鞠(けまり / しゅうきく[1])は、球技の一つ。本項では、中国にかつて存在した類似する球技についても解説する。 概要[編集] 2枚の鹿革を馬革で縫い合わせて作る鞠[1]を一定の高さ(身長の2.5倍が限度)で蹴り続け、その回数を追求する球技である。 日本の平安時代に流行し、鎌倉時代から室町時代前期に芸道として完成され、現代まで続いている。 歴史[編集] 中国(大陸)[編集] 蹴鞠らしきものは、4000年近く前の華北に展開した殷の時代の記録に現われ、雨乞いの儀式と結びついて行われていたと言われる[2]。雨が降らないのは天と地のバランスが崩れているからであり、物が天と地の中間である空中に留まり続けることで天と地の媒介となると考え、毬を空中に蹴り上げる儀式を行なうことで、両者のバランスを取り戻そうとしたという[2]。 中国の蹴鞠[3](しゅくきく)の歴史は紀元前300年以上