日本サッカー殿堂の第16回掲額式典が、日本協会創立記念日の10日、東京・JFAハウスで行われた。 今年は3氏。初出場の98年フランス大会、16強入りした10年南アフリカ大会と2度のW杯で指揮した元日本代表監督の岡田武史氏(63=JFL・FC今治オーナー)、18年W杯ロシア大会ベスト16監督の西野朗氏(64=タイ代表監督)、11年女子W杯ドイツ大会で優勝した前なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏(61=J2大宮トータルアドバイザー)が殿堂入りを果たした。 ◇ ◇ ◇ 幼少時を思い返せば、殿堂入りは不思議な感覚だった。岡田氏は笑顔で「昔はプロ野球選手になりたかった。南海ホークスの子供会に入ってて、中学からサッカー始めて代表なんて今はあり得ないでしょ」。国際Aマッチ出場24試合のDFは引退後「古河電工の社長を目指して」社業に専念しようとしたが、辞令は「人事部付コーチ」。7年後、41歳の時に