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  • 「手書き」で文章を書くということ、それは常に良いことなのだろうか? 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 常見陽平さんの最新の著作「親は知らない就活の鉄則」の中で、学業に力を入れることで就活を乗り切るために必要なマインドを培う・・・という視点についての記述がある。具体的には、青山学院大学の経済学部のあるゼミにて、ゼミ生がレポートを「手書き」で1万字以上書くことを通じて、経済学の知識だけでなく、あきらめない姿勢などをも同時に培ったという事例が紹介されている。 このゼミの方針について、部外者である僕がどうこう言うのは筋違いであることは承知している。ただ、しつこいけれど「手書き」でレポートを書ききることが美徳とされる風潮がもしあるとすれば、それについては自分な

  • ブラック企業アナリスト・新田龍さん「"ブラック企業"という言葉を使っている限り、ブラック企業問題は解決しない」 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 「今でしょ!」・「倍返しだ」・「じぇじぇじぇ」・「お・も・て・な・し」の4語が年間大賞に選ばれた今年の流行語大賞。そんな中、大賞は逃したものの「ブラック企業」もトップテンに選ばれ、ベストセラー「ブラック企業 日いつぶす妖怪」の著者である今野晴貴さんも授賞式に出席していた。そして「今でしょ!」の林修さんにブラック企業問題をアピール。林修さんも、「ブラック企業の対策するなら?」「今でしょ!」と言ってくれています! pic.twitter.com/f78Jp5GPwX — 今野晴貴 (@konno_haruki) 2013, 12月 2これまでも「ブ

  • ドワンゴの受験料徴収とライフネット生命の「重い課題」 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 今からちょうど一年前、有名ブロガー「ちきりん」が自身のブログで「就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法」という記事をアップし、現在の就活を改善するための案を述べた。それは「応募検定料を、応募者が企業に払うようにする」というものだ。 「ちきりん」曰く、人気企業に応募すること自体は簡単であるがゆえに就活生のエントリー数が増えていき、企業は企業で多くの就活生を相手にしなければならず大変であると。そこで企業が就活生から応募検定料を徴収することで就活生は受ける企業を吟味するようになり、それに伴い企業の負担は緩和されると。ざっくり言えば、このような問題意識と

  • 「凡人内定戦略」・「人を助けて仕事を創る」のレビューを書きました 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 今回のレビューは、武野光さん著の「凡人内定戦略」・山繁さん著の「人を助けて仕事を創る」です。前回のレビューは常見さん著の低クオリティなのダメ出しに多くの字数を割いてしまったので、今回はどちらも(個人的に)高評価したを紹介したいと思います。 ●「凡人内定戦略」(評価:星5つ) 「自己PRするネタが無い就活生がやるべきこと・やるべきではないことを詳しく解説」 書は、自己PRするネタが無い就活生(「凡人学生」)向けに特化した就活対策です。自己PR作り・企業研究・エントリーシート・面接・グループディスカッションなど就活生が直面する課題に対して、「凡

  • 「"就社志向"の研究」から見られる「マッチポンプ」という視点(2) 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 常見陽平さんは2010年に出した「くたばれ!就職氷河期」というで「就活断層」という概念を提唱した。この概念が示す現象は次のようなものである。大手企業は学生全てに「私の会社は~な良いところがあります!」とPRするが、実際には一部の上位大学の学生しか採用する気がない。にも関わらず、上位大学の学生のみならず中位・下位大学の学生も大手企業を目指そうとして、中小企業には目を向けない。人が欲しい中小企業はあるのだが、大手志向の学生は中小企業に目を向けないので、そこですれ違いが発生してしまっている 新聞などで、リクルートワークス研究所のデータを参照した上で「大企

  • 「応募検定料を、応募者が払うようにする」形よりも、TOEICや「重い書類選考」によるスクリーニングを僕は好む 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 「応募検定料を、応募者が払うようにする」というアイディアが話題の、「ちきりん」さんの「就活市場を一発で適正化できるミラクル解決法」という記事。僕はこのアイディアをあまり好意的に評価できないのだが、それでも現在の就活は企業・就活生双方が来負わなくても良い負担を負っているという状況があると思うし、それを是正する必要があるという「ちきりん」さんの問題意識には同意している(ちなみに「ちきりん」さんの提案を見て「なんで、皆この提案を思い浮かばなかったんだろう?」というようなことを言っている人を見かけたけれど、約2年前に「企業は就活生に受験料制度を設けよ」とい

  • 「"就社志向"の研究」・「ブラック企業完全対策マニュアル」のレビューを書きました 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 先週から僕が書いた「就活問題・労働問題・教育問題に関する」のアマゾンレビューの紹介を始めていますが、今回は常見陽平さん著「"就社志向"の研究 なぜ若者は会社にしがみつくのか」・古川琢也さん著「ブラック企業完全対策マニュアル」のレビューを転載します。「"就社志向"の研究」のレビューがかなり長いので(星1つをつけるにあたっては、やはりそれなりの理由は書かないといけないと思うので・・・)、興味ない人は読み飛ばして「ブラック企業完全対策マニュアル」の書評の方に目を通してもらえればと思います。 ●「"就社志向"の研究 なぜ若者は会社にしがみつくのか」(評価:

  • 「アホ大学のバカ学生」の就活デモ評はでたらめなのでご注意を 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 昨日、新宿で就活デモが開かれた。デモでの訴えの内容は「雨空の新宿に響く "私たちは就活の奴隷じゃない"」という記事で確認できる。また、デモの様子はこちらのurlで見ることが出来る(http://www.ustream.tv/recorded/27214553#utm_campaign=t.co&utm_source=27214553&utm_medium=social) twitterで「就活デモ」と検索すると、案の定「就活デモとか暇人かよ」、「新宿で就活デモやってるらしい。後輩の諸君、お願いだからああいうことしないでね笑」など否定的な反応も見られた

  • 就活ぶっこわせデモへの、僕が賛成できない批判集 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 23日に東京・京都で就活デモが行われたわけだが、特に就活ぶっこわせデモに対しては批判が殺到している。その中で、僕の中で納得できない批判がいくつかあったので、それぞれ取り上げていきたい。 ①「内定くれよデモ」と勘違いする姿勢 デモを見た人の中には、就職に失敗した負け惜しみとしての行動だと受け取った人も多いようである。この点、ニコニコニュースによると、「学生に勉強する時間を」「(就職に必要とされる)『人間力』ってなんだ」「"就活メイク"ってなんだ。"就活に強いボールペン"ってなんだ」「リクナビつぶれろ、マイナビつぶれろ」「(採用活動の)早期化反対」「ゆと

  • 脱社畜ブログ流「やりがい搾取」批判のおかしさ 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 これまでこのブログでも何度か触れたことがある「やりがい搾取」という概念。この概念をどのように理解しているかは人により異なるかもしれないが、一応この概念を生み出した田由紀先生の説明を参考に概念の定義を説明する。この概念は、企業が職場に①趣味性②ゲーム性③奉仕性④サークル性・カルト性といった要素を用意することを通じて、労働者が自己実現のために長時間労働に従事するための仕掛けを作り、ひいては企業が「安定雇用の保障や高賃金という代価なしに、労働者に高水準のエネルギー・能力・時間を動員させる」という意味で労働者からの「搾取」を実行することを言う。 このような

  • 「現在の大企業中心の社会構造が変わっていくと言うことは間違いない」VS「いい加減なカタチで企業社会を批判するのはやめなさい」 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 ダイヤモンドオンラインで「"ノマド"ってどうよ?~賛否両論から"働く"を考える~」という連載が始まった。第1回はジャーナリストの佐々木俊尚さんを迎えて、ノマド賛否両論が入り混じる現在の状況を佐々木さんがどのように感じているのか、恐らく今後社会構造が変化していく中で個人はどのように行動したら良いのかなどをインタビュアーが聞き出そうとしていた(http://diamond.jp/articles/-/22028?page=5)。 このインタビューで特に印象に残ったのは、佐々木さんの次の発言だった。なぜ一部の若者が大企業を辞めたり、成長もしない社会起業系の

  • 「学歴」に代わる、応募者をスクリーニングするための基準を考えたい 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 前回の記事で紹介した、経団連の新卒採用に関する提言には「出身大学など過去の採用実績を開示する」という内容が含まれている。この提言の趣旨は、企業が過去の採用実績を開示することで、選考の対象にならない下位大学の学生が下手に希望を持たされることを防ぐことにある。 常見陽平さんが、著書「くたばれ!就職氷河期」というの中で、「水面下での学歴差別により、学生が無駄に疲れることや、疑心暗鬼になることを回避するべきである」という問題意識から、「企業は毎年、どの大学、学部から何人、どの職種で採用したかを公に発表する。男女比ももちろん開示する。HPなどで公表するだけで

  • ブログランキング不正で上位に食い込もうとする人の気持ちが分からない 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 このブログはブログ村のランキングの「就職バイト」、「大学新卒の就職・就職活動」カテゴリーに登録している。正直な話、ランキングが上位になればブログへのアクセス数が増える可能性が高まるし、ランキングのバナーをクリックしてくださる方が増えることで更新の励みになることも事実である。いつもクリックをしてくださる方々には感謝しております。 僕としては、「ランキング上位=読者の方々がブログを支持してくださっていることの証」という風に考えていた。確かにそのような一面があることは事実だとは思うが、一方で不正をしてランキングを上げようとしている人もいるんだなということが

  • 石渡嶺司さんら大学・就活をテーマにするライターは「フィクション作家」なのか?~「最高学府はバカだらけ」第4章を題材に考える~ 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 石渡嶺司さんの著作といえば「アホ大学のバカ学生」が有名で、書店でも目立つ位置に置かれていることが多い。ちなみに石渡さんは、これと似たようなを2007年に出している。その名も「最高学府はバカだらけ」である(余談だが、このの第1章のタイトルは「アホ大学のバカ学生」・・・このフレーズが好きなのだろうか?)。 amazonでも指摘されているのだが、この「最高学府はバカだらけ」の第4章が「ねつ造」なのではないか?という疑惑がある。 第4章は「大学の情報公開をめぐる二つの講演」というタイトル。「受験生増進委員会(JJC)」委員長「源光冨地(げんこう ふち)」

  • 「胡散臭い就活ビジネス」を潰すのは、法規制ではなく「真っ当な就活ビジネス」だ 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 先月、参議院議員会館で「就活の問題を訴える院内集会」が開かれた。集会の様子は現在も動画で見ることが出来る(http://www.ustream.tv/recorded/21138240)。 この院内集会で提示された学生の要求の一つに「悪質な就活コンサルティングの制限」というものがあった。どういうことかというと、「就活生を対象としたビジネスが盛り上がっており、その中には明らかに効果が見込めるはずがない怪しいものがある」と問題提起をした上で、そのような怪しいビジネスを規制するルールを作ってくれということだ。登壇者は、怪しいビジネスの具体例として「滝に打た

  • 「新卒一括採用」を狭義で考えるか広義で考えるか、整理して話さないと議論が噛み合う訳が無い 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 前回の記事で、amazonで書いた「若年無業者白書」・「いま、先生は」のレビューを当ブログに転載した。来週も同様の試みをするため、ただいま常見陽平さん著の「"就社志向"の研究」というを読んでいる。このを読んでいて改めて、「新卒一括採用」という言葉の捉え方が人によって異なることを実感した。 常見さんは書で「現状の慣行をまとめると、次のような定義になるだろう」と述べた上で「新卒一括採用」を次のように定義している。企業が年度毎に大卒者を中心に、ほぼ毎年、ほぼ同じ時期に定期採用をして、翌年の新しい期のスタートと同時に大学卒業後すぐに組織に迎え入れる行為

  • 「ノマドという選択肢もあるよ」という主張が「ノマドという生き方を選択すれば、全て救われるよ」という頭の悪い主張に置き換えられている・・・? 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 少し前の話になるが、TBSの「田村総研」という番組を見た。深夜に放送された番組なので知らない人も多いかもしれないが、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが司会を、荻上チキさんが助手(?)を務める討論番組である。ある社会問題について延々と話すという形式ではなく、ある論題を設定して、それについてのソリューションを議論することに力を入れた構成となっていた。 なぜこの番組を見たのかというと、番組が用意した論題の一つに「若者の雇用」があったからである。具体的には「仕事の無い若者によあけは来るの?」というテーマが設定されて、それに対して田由紀先生・萱野稔人先生・

  • 茂木健一郎さんは、自身の「新卒一括採用批判論」に対する海老原嗣生さんの批判を相手にしないと思う 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 新卒一括採用という慣習に批判的な人として、茂木健一郎さんを思い浮かべる人も多いと思う。実際に、茂木さんはtwitterを通じて複数回「新卒一括採用に対して宣戦布告」をしている(http://togetter.com/li/40223、http://togetter.com/li/221383 等)。 茂木さんのツイートを見ると、新卒一括採用が合理性を欠いていると考える理由としては、「組織を強くしようと思ったら、多様な人材をそろえるのが合理的である」、「日の企業がiPadのような革新的な商品、googleやyoutubeのような革新的なサービスを出せ

  • 「若年無業者白書」・「いま、先生は」のレビューを書きました 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 出来ればこれから週に1回、「就活問題・労働問題・教育問題に関する」のアマゾンレビューをこのブログで紹介したいと思います。先週は「若年無業者白書」・「いま、先生は」というのレビューを書いたので、これらのレビューを転載します。それを目にして、各々が自分にとって興味深いを見つけられたなら幸いです。また、僕以外のレビューに目を通してみるのも面白いかもしれません。 ●「若年無業者白書�� その実態と社会経済構造分析」(評価:★3つ) 「若年無業者の実態を印象論ではなくデータで捉えようとする試み」 無業者のうち求職活動をしている「求職型」733人、無業者の

  • 「面接を通じて、応募者のことを本当に理解した」というのは、一体どのような状態のことを指すのか? 就活生に甘える社会人

    就活問題・労働問題・教育問題などをとことん考察していくブログ。たまに、就活生・労働者を擁護する言説を批判することも。「日の就活って何だかおかしい!」と漠然と感じている人から「就活のおかしさをきちんと勉強したい」と考える人まで是非御覧下さい。 全ての面接がそうとは言わないけれど、基的に日の就職活動の面接が茶番であることは皆知っている。何をもって「茶番」と言えるのかというと、就活生も面接官もまるで「演技」をしているようで、双方の音が見えない所だろうか。就活生としては学生時代に頑張ってきたことを捏造したり、心でもなんでもない志望動機を話したりする。面接官は面接官で、就活生の話の中身自体にはそんなに関心を持っていないにも関わらず「素晴らしいですね!」など、全く思ってもいないことを笑顔で言う。とにかく面接という場では「演技」が蔓延しているし、場合によってはその演技により、内定が出るか否かが