電球型のLED照明では販売競争を繰り広げる国内大手電機メーカーも、蛍光灯型の製造には二の足を踏む。家電量販店に設けられた電球型LED照明の特設コーナー=2010年7月16日、清水優子撮影 消費電力が少なく、長持ちする「LED(発光ダイオード)照明」への関心が高まり、「電球型」では国内の大手家電メーカー各社が新商品を発売している。一方、オフィスで多用されている細長い「直管蛍光灯型」のLED照明では、海外製が多く品質に差があり、省エネ効果に乏しい製品も出回っている。従来の取り付け器具にそのまま装着できてしまう製品でも、配線方法が違う場合がある。オフィスの照明は専門業者が対応するケースが多いが、直管蛍光灯型は家庭の台所などでも使われる可能性があり、注意が必要だ。 札幌市は今春、全市庁舎で9000本の蛍光灯をLED照明に交換した。環境に配慮した取り組みだったが、直後から「目が疲れる」「残像が見え