【ソウル=中野晃】日本の100円ショップの大手「ダイソー」のブランド名で韓国で格安店を展開する会社が、「ダサソー」の店名で営業する会社を相手に「商標権の侵害だ」と訴えた訴訟で、ソウル西部地裁は25日、「侵害にあたらない」として訴えを退ける判決を出した。「ダイソー」側は控訴する方針だ。 判決は、両社の商標は外観も似ておらず、発音も明確に異なると指摘。「ダサソー」は韓国南東部の慶尚道の方言で「全部買ってください」を意味する言葉だとして、「まったく異なる商標だ」と結論づけた。 韓国で「ダイソー」は千ウォン(約92円)均一ショップとして知られ、928店舗を展開している。関係者によると、「ダサソー」のほか、「サイソー」など紛らわしい名前の同様の格安店が次々と登場しているという。