全宇宙を見渡せる望遠鏡があるのに、なぜ見ない? 本の読み方は、学校で一番最初に習うことです。そのため、自分には読むスキルが十分に身についており、これ以上やる必要はないと思い込むのです。しかし、そうではありません。米国の著名なイラストレーターであるチャック・ジョーンズ氏は、学生たちへの手紙の中で、「チャンスがあるのに読書をしないのは馬鹿げたことだ」と語っています。 読み方を知っているのに本を読まないのは、スキー板を持っているのにスキーをしないとか、サーフボードを持っているのにサーフィンをしない、あるいは、サンドイッチを手に持っているのに食べないようなものだ。全宇宙を見渡せる望遠鏡が目の前にあるのに、のぞいてみない理由があるかね? この喩えは読書にもぴったり当てはまる。読書は、ユーモアの宇宙、冒険やロマンスの宇宙、最高の山に登る宇宙、最深の海に潜る宇宙を、私たちに広げて見せてくれるのだから。