全10回でお送りする、ジャーナリスト・上杉隆氏と社会派ブロガー・ちきりんさんの対談8回目。ちきりんさんは自身のブログで「日本の組閣案」を発表し、総理大臣には「ホリエモン」を“指名”。これを読んだ読者からは「ふざけている!」といった批判ばかり。しかしちきりんさんは「真面目に書いたのに……」と。なぜちきりんさんは、総理大臣にホリエモンの名前を挙げたのだろうか? 上杉 ちきりんさんはブログで、日本の総理大臣にするのなら「ホリエモン」と、名前を挙げていらっしゃいました。その理由をお聞かせください。 ちきりん 私は総理大臣というのは、時代によって求められる役割が違うと思うのです。ゼロから何かを作る人、すでにできあがったモノを全員が使えるように整えてくれる人、既存のものをすべて壊す人――。今の日本を考えた場合、既存の体制などを壊せる人が必要なのでは。そういう意味で考えると、ホリエモンは既存の権力から干