2008年4月26日のブックマーク (2件)

  • 国家の品格 - 池田信夫 blog

    数学者の書いた国家論(?)がベストセラーになっているというので、読んでみた(新潮新書)。感想としては、これが売れる理由はよくわかるが、教えられることは何もない。「グローバリズム」を批判して日の「伝統」を大事にすべきだ、という類の議論は、目新しいものではない。珍しいのは、数学者が「論理よりも情緒が大事だ」と論じていることだが、これも中身は「論理の無矛盾性は仮説が真であることを保証しない」という常識論だ。 この種の議論の弱点は、「市場原理主義」が悪だというなら、それよりよい制度とは何か、という対案がないことだ。著者が提示する対案は、なんと「武士道」だが、それは新渡戸稲造の近代版であって、現実の武士武士道にもとづいて行動していたわけではない。 数学についての議論はおもしろいが、専門外の問題になると馬脚をあらわす。経済学を批判している部分などは、ハイエクやフリードマンを「新古典派の元祖」と

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    list1569 2008/04/26
    論理に対立するのは、帰納的な経験です。これは主観的に決まるものでもなく、経験や実験で検証しなければならない。ところがこの実証的な手続きを飛ばして、「情緒」や「武士道」といった主観主義に飛躍してしまう。
  • 不可視型探照灯: インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ

    Home Log RSS インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ Home > 2008-09 /  > This Entry 2008-04 / 特集:硫化水素自殺と報道 > This Entry [com : 12][Tb : 3] 2008-04-26 昨今マスコミを賑わせている「硫化水素」による自殺報道。その原因を、新聞・テレビをはじめとするマスコミは「インターネット上の自殺サイト」に押し付けている。 そのようなマスコミの主張を、毎日新聞は端的に表現している ↓ ■硫化水素自殺 死を誘発するサイトの罪深さ(毎日新聞:社説) より  硫化水素を使った自殺が目につき出したのは1年ほど前からで、インターネットの自殺サイトで「簡単で確実に死ねる」として生成法が紹介されているため、最近は若者を中心に流行のように広がっている。 → 「硫化水素を使った自殺が目につき出したのは

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    list1569 2008/04/26