クレメンチュクのショッピングセンター爆撃で負傷した45歳の男性 METIN AKTASーANADOLU AGENCY/GETTY IMAGES <個々の虐殺や拷問はともかく、爆撃による民間人の犠牲は「戦争犯罪」に当たらない可能性がある。物議を醸すことを覚悟で指摘させてもらえば、実はウクライナ軍も民間人の死傷者発生に一役買ってきた> この戦争で、ロシアは2万5000以上もの戦争犯罪を犯している──ウクライナ側はそう主張し、ロシアの兵士や軍人を、可能ならば大統領のウラジーミル・プーチンまでも法廷に引きずり出そうと、証拠集めに励んでいる。 ほとんどは明々白々な事案だ。法的な手続きを踏まずにその場で処刑するといった不法な殺害はもちろん、民間人の強制収容、国外追放、「失踪」の例は枚挙にいとまがない。拷問や性的暴行の被害も多い。 しかし爆撃による民間人の無差別殺傷を「戦争犯罪」として立件するのは極めて
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