二塁手は守備の人、のイメージが強いが、強打の二塁手ももちろんいる。ここでは年間100試合以上で二塁を守り、打撃タイトルを獲得した選手たちをピックアップ。そこから見えてくる二塁手の最強打者は……三冠王を3度獲得したあの天才打者だった。 強打の内野手と言えば……川上哲治、長嶋茂雄や王貞治、大下弘、中西太の面々が一塁や三塁を守っていたこともあり、その2つのポジションのイメージが強い。だが、プロ野球80年の歴史において、強打の二塁手もいるのだ。 今年は昨年パ・リーグの打点王に輝いた西武の浅村栄斗が二塁にコンバートされた。もし2年連続で打点王を獲得すれば、二塁手としては1997年、現侍ジャパン代表監督の小久保裕紀(当時ダイエー)以来となるだけに期待したいところ。 その小久保だが、95年には本塁打王(28本塁打)を獲得している。二塁手として130試合フル出場しゴールデングラブ賞と攻守で活躍したシーズン