9イニング当たりの被本塁打率を示す「HR/9」は驚異の「0.13」 日本球界で“最強”を誇る右腕の進化が止まらない。オリックス・山本由伸投手は9日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦で自身2度目のノーヒットノーランを達成した。NPB史上88人目、通算100度目の快挙は、戦後初の2年連続達成という歴史的偉業も加わり、大きな注目を集めた。前人未到の3年連続投手4冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率)も射程圏だが、指標の面からも傑出した数字が浮かび上がる。 セイバーメトリクスを用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、9イニング当たりの被本塁打率を示す「HR/9」が、昨季の「0.28」から「0.13」と驚くべき向上を見せている。90イニングを投げて、ようやく本塁打が1本、という凄まじい数字となっている。実際、今季は143イニングを