2014FIFAワールドカップがいよいよ開幕した。まさに今、32カ国の精鋭たちが優勝トロフィーを目指してしのぎを削っているが、英語圏の作品を除く外国語映画界では日本が一足早く世界一に輝いたようだ。 イギリスの映画雑誌『EMPIRE』が選ぶ「世界の名画TOP100」で、黒澤明監督の「七人の侍」(1954)が1位を獲得した。 選ばれた理由には「アクションと人物描写、東と西、超大作と単館作品の完全なる融合。クロサワ初のサムライ映画は、あらゆる言語の中でも最高峰に位置する。クロサワはそれぞれが異なる7人の印象深いキャラクターを作り上げた。盗賊から貧しい農村を守るために雇われた侍たちの中でも、志村喬の高貴なリーダーシップ、三船敏郎の荒々しさは特に際立っている。クライマックスでの雨の中で行われる決闘シーンは映画史における伝説だ」とある。 そして10位には「千と千尋の神隠し」(2001)がランクインした
この難き世をいかに生きるか? 思想家にして武道家、相談名人のウチダ先生があなたのよろず相談にお答えします。今月は「ブラック企業の見分け方」と「鬱」について。文: 内田 樹 イラスト: 須山奈津希 まともな企業とブラック企業の区別なんて、皮膚感覚でわかるはずです。ゾウリムシだって、自分のエサと自分をエサにするやつの区別はつきます。ブラック企業がわからないということは捕食者が自分を食べに近づいてきたときに、自分から進んでその口の方に近づいてゆくということですからね。それって、生存戦略の精度がゾウリムシ以下ということですよ。悪いけど。生物としての機能が働いていない。初任給がいくらだとか、半年で店長になれるとか、海外勤務があるとか、脳に入ってくる数値や情報だけで状況を判断するから、身体が「ここにいると生命が衰えるよ」というアラームを発していても、それに気づかないんです。ブラック企業に入ってしまう人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く