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ブックマーク / books.j-cast.com (6)

  • ドラマは一視聴者として楽しんでいます/『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤インタビュー(2) 『半沢直樹 アルルカンと道化師』 | BOOKウォッチ

    テレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)のセカンドシーズンが始まり、高視聴率を記録している。 作家・池井戸潤さんの原作。『半沢直樹 オレたちバブル入行組』から続く半沢直樹シリーズは、9月17日に新刊『半沢直樹 アルルカンと道化師』(講談社)が発売される。 第1回の記事「半沢直樹が銀行マンの原点に戻った!」では、池井戸さんが作の執筆を決めた動機を聞いた。 第2回は、テレビドラマの感想や今後の執筆予定についてお届けする。 ―― テレビドラマ「半沢直樹(セカンドシーズン)」が放送中です。原作者としての感想は? 池井戸 主演の堺雅人さんをはじめ、舞台出身の役者さんたちの底力を見せつけられた思いです。セリフの多いドラマですが、聞き取れないことはまったくありませんしね。小悪党役まで実力派俳優が集い、お馴染みの香川照之さん、片岡愛之助さんなど、歌舞伎役者さんたちの外連味のある演技も楽しませてもらっています

    ドラマは一視聴者として楽しんでいます/『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤インタビュー(2) 『半沢直樹 アルルカンと道化師』 | BOOKウォッチ
  • 半沢直樹が銀行マンの原点に戻った!/『半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤インタビュー(1) 『半沢直樹 アルルカンと道化師』 | BOOKウォッチ

    テレビドラマ「半沢直樹」(TBS系)のセカンドシーズンが始まり、高視聴率を記録している。 作家・池井戸潤さんの原作。『半沢直樹1 オレたちバブル入行組』から続く「半沢直樹」シリーズは、9月17日に新刊『半沢直樹 アルルカンと道化師』(講談社)が発売される。 自身最多のシリーズ5作目は、コロナ禍の今年春に執筆された。新作に込めた思いや「半沢直樹」シリーズについて、池井戸さんに聞いた。 ―― 作は、「半沢直樹」シリーズの前日譚という位置づけだそうですが、執筆のきっかけは? 池井戸 最初は、半沢直樹の盟友である渡真利忍を主人公にした中編を準備していました。自分が納得するレベルに達しなかったのでボツにしたのですが、半沢直樹を主人公にして書き直したのが作です。 「半沢直樹」シリーズは、第1作『オレたちバブル入行組』と第2作『オレたち花のバブル組』では融資現場での戦いを描いています。しかし、第3作

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  • アベノミクスは「歴史法廷」に耐えられるか 『ドキュメント 強権の経済政策』 | BOOKウォッチ

    安倍政権は官邸主導で多彩な仕事に取り組んできた。中でも際立つのが経済政策だった。これまでの財務省や日銀任せから脱却し、かなり強引に株価や賃上げ、消費税問題などに関わってきた。書『ドキュメント 強権の経済政策――官僚たちのアベノミクス2』 (岩波新書)はそうした政策決定の舞台裏に迫ったもの。2年前の前著『官僚たちのアベノミクス――異形の経済政策はいかに作られたか』(岩波新書)の続編となっている。 「その後のアベノミクス」の軌跡 著者の軽部謙介さんは1955年生まれ。現在は帝京大学経済学部教授。前著では時事通信社記者だったので、この間に退職し、ジャーナリズムからアカデミズムに軸足を移したようだ。 時事通信時代は、ワシントン特派員、経済部次長、ワシントン支局長、ニューヨーク総局長、編集局次長、解説委員長等を歴任。著書『日米コメ交渉』(中公新書)で、農業ジャーナリスト賞を受賞している。 前著は2

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    littleumbrellas
    littleumbrellas 2020/08/30
    原真人を援用してるw
  • 三島由紀夫の「一大痛恨事」とは? 『吾輩は童貞(まだ)である』 | J-CAST BOOKウォッチ

    「まえがき」も「あとがき」もない不思議なだ。だからどうしてこのが作られたかはよく分からない。 『吾輩は童貞(まだ)である』(キノブックス)。「童貞について作家の語ること」という副題がついている。そこから中身は想像できる。22人の作家や詩人が「童貞」に関して書いた一文をアンソロジーとしてまとめたものだ。 文豪はもちろん気鋭の若手も登場 さまざまな作品が取り上げられている。筒井康隆「現代語裏辞典」、中島らも「性の地動説」、原田宗典「夜を走るエッチ約一名」、小谷野敦「童貞放浪記」、みうらじゅん「東京アパートメントブルース」、横尾忠則「コブナ少年(抄)」、澁澤龍彦「体験嫌い」・・・。このあたりを見ると、うーん、だいたいその関係の人たちね、と何となく納得してしまうかもしれない。 一方で、武者小路実篤 「お目出たき人(抄)」、森鴎外「青年(抄)」、室生犀星「童貞」、三島由紀夫「童貞は一刻も早く捨て

    三島由紀夫の「一大痛恨事」とは? 『吾輩は童貞(まだ)である』 | J-CAST BOOKウォッチ
  • 慶應には「女好き」永井荷風の伝統が生きていた 『老愛小説』 | BOOKウォッチ

    「週刊朝日」(2018年4月13日号)の書評に「文学者と奔放な女性との情事」という煽情的な見出しで紹介されていたので手に取ったのが、書『老愛小説』(論創社)だ。評者の小谷野敦氏(作家・比較文学者)は、「小谷野賞」という賞を個人的に運営しているそうで、その第2回受賞作が書にも収められている「老愛小説」(「文學界」08年8月号)ということだ。ほかに「虹の記憶」「仮の宿」の2つの中編を収録しているが、3作に共通しているのは、主人公がフランス留学から帰国して大学の教師であること。艶っぽい女性と出会うことだ。 著者の古屋健三氏は、慶應義塾大学名誉教授で、スタンダールの翻訳者としても知られる。「三田文学」編集長を務めたこともあるが、あとがきによると、「定年退職したら、どこにも行かずだれにも会わず、閉じこもって小説を書いて過ごそうと決めていた。そうして心のなか深く潜り込んで、自分の赤裸々な姿を彫り出

    慶應には「女好き」永井荷風の伝統が生きていた 『老愛小説』 | BOOKウォッチ
  • この著者と出版社だから出せた? 『文豪の女遍歴』 | BOOKウォッチ

    この手のは、文学全集を出すような老舗の文芸出版社では出しにくい。由緒正しい文学研究者や文芸評論家も書きづらい。 何しろ「文豪」というのは、出版社にとっては永遠のドル箱。いつまでも人気が衰えないタレントのようなもので、故人といっても絶対にイメージを傷つけたくない。書き手の側もこのテーマで無理すると、文芸村から放逐され、メシがえなくなるリスクがある。 登場する文学者は壮観 というわけで改めて出版社を見ると、幻冬舎。大手の有名出版社でミリオンセラーを連発しているが、93年の設立。比較的新しく、漱石や谷崎の全集を出しているわけではない。むしろフリーハンドで様々な問題作を世に問うことで知られる元気な会社だ。 筆者の小谷野敦さんは1962年生まれ。東京大学の大学院を出た比較文学の研究者だ。『聖母のいない国』でサントリー学芸賞を受賞し、将来を嘱望されて大学で教えていたが、その前後に出した『もてない男

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