ノスタルジックな雰囲気を持つ、昭和の少女漫画。その内容からは時代背景を読み取ることもでき、思わず懐かしさを感じる読者も多いだろう。しかし昭和に描かれた作品のなかには、令和の今だとかなり問題になってしまうのでは?と思えるシーンもたびたび見られる。「こんなことも平気でしていたの!?」今回は思わずそう叫びたくなる、昭和の少女漫画の信じられないシーンをいくつか紹介しよう。 ■家が貧乏だから!?『ガラスの仮面』ビビ役を命じられたマヤ 言わずと知れた少女漫画の傑作『ガラスの仮面』は、美内すずえさんによって1975年から連載が続いている作品だ。演劇の天才少女・北島マヤの成長を描いた本作は今もなお絶大な人気を誇っているが、作品がはじまった当初は昭和ならではの展開が多く見られた。 その1つが、まだ中学生だったころのマヤのエピソードである。演劇が好きで、徐々にクラスメイトからも一目置かれるようになってきたマヤ
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