いくえみ綾先生といえば、『あなたのことはそれほど』や『G線上のあなたと私』などドラマ化された作品も多く、現在も新作を発表し続けている恋愛マンガの名手。現在、クッキーで連載中の最新作『ローズ ローズィ ローズフル バッド』(集英社)は、アラフォー女性マンガ家の恋と仕事の物語。40歳といえば不惑ではあるものの、迷いがないどころか、むしろ迷いまくりだよ! という人も多いのでは? 主人公のマンガ家・神原薔子(しょうこ)こと、神原正子(しょうこ)も、まさにその渦中にありました。
宝島社が毎年発表している「このマンガがすごい!」の2023年度版の「オンナ編」1位を獲得したのが、マンガサイト「Souffle(スーフル)」で連載中の『天幕のジャードゥーガル』(秋田書店)。13世紀初頭のイランに暮らす奴隷の少女が主人公の物語で、「このマンガがすごい!」で歴史モノの作品が1位を獲得するのははじめてのこと。イランやモンゴル帝国を舞台にした歴史モノという、日本人にはあまり馴染みがないものではありますが、本作を読んだ人たちが続々とその魅力にハマっています。どんな物語なのでしょうか? 奴隷の少女シタラが勉強をしたくない理由。 物語のはじまりは、13世紀のイラン東部にあるトゥースという都市。学者一家の妻・ファーティマが奴隷を探していました。奴隷商人に勧められたのは、愛らしい顔をしたシタラという名の少女。商人は容姿に恵まれた彼女に教養を身に付けさせることができれば、高貴な人の側仕えにで
『天使なんかじゃない』、『ご近所物語』、『NANA』、『Paradise Kiss』など“伝説”と呼ばれる数々の作品を世に送り出してきた矢沢あいさん。ミモレ世代の皆さんは、これらの作品とともに青春を駆け抜けた人も多いのではないでしょうか。 90年代後半生まれの筆者は、友人のママから「とってもいいから!」と漫画を全巻貸してもらい、まんまとどハマりしました。寝る間も惜しんで読んでいた高校時代が懐かしい……。 それから時が経ち、『ALL TIME BEST 矢沢あい展』(7月20日から1月22日にかけて各地で開催中)の参戦を機に、読み直したんですよ。やっぱり、何度読んでも最高……! 矢沢あいさんの漫画って、いつまでも色褪せないというか。古くなることがないんですよね。恋する女の子たちの迷いや葛藤は、いつの時代も同じなんだなぁと感動しました。 対照的な2人のヒロイン 取り巻くキャラクターたちも個性が
年齢も育った環境もまったく違うのに、「推し活」をきっかけに友達に……『メタモルフォーゼの縁側』は、そんな経験を持つ人に、ぜひ見てもらいたい映画です。大好きな「BLマンガ」をきっかけに友達になるのは、17歳のうららと、75歳の雪。その友情で生き生きと動き始める二人の人生は、「好き」でつながることの楽しさに満ちています。演じているのは、日本映画界でそれぞれの世代を代表する名俳優、芦田愛菜さんと宮本信子さん。縁側に並んで座るように、俳優として同じ方向を見つめるおふたりが、それぞれ「ハマった」ものとはなんでしょうか? 自分の「好き」を肯定してもらえると、自分が認めてもらえた気持ちになる 宮本信子さん(以下、宮本):私はものごとにあまりハマらないほうなんですが、韓国ドラマの『トンイ』にはハマりました。韓国ドラマ自体はそんなに見てはいないんだけれど、その作品だけ。主人公のトンイも魅力的だし、王様を演じ
40歳の漫画家と22歳のアシスタント。歳の差18歳の胸キュン恋愛ドラマかと思いきやドロドロのサスペンス展開をみせて話題の深夜ドラマ『シジュウカラ』。モラハラ夫にじわじわと虐げられつつ、アシスタントの千秋(板垣李光人さん)に惹かれていくヒロイン・忍を演じるのは山口紗弥加さん。その複雑な感情の機微を、ヘアライターさとゆみ(佐藤友美)が“髪型から”徹底分析します! ドラマ24『シジュウカラ』(テレビ東京・BSテレ東 毎週金曜 深夜0時12分〜) 【ドラマ内容】夫と息子がいる売れない漫画家・忍(山口紗弥加さん)。40歳の誕生日を前に、昔書いた漫画がネットでヒットしていると連絡が。また仕事をすることになった忍は、アシスタントを募集する。そこに現れた22歳の美少年・千秋(板垣李光人さん)に、忍は次第に心を引かれていく。 わかりやすく綺麗に“ならない”のがシジュウカラの恋愛事情 みなさん、こんにちは。ヘ
50歳のヒロインを描く、新作『ゆりあ先生の赤い糸』が早くも話題沸騰中、そして前作『たそがれたかこ』が「このマンガがすごい!2018」第4位にランクインした作家・入江喜和さん。主人公の1年間を10巻にわたり丁寧に描いた『たそがれたかこ』は、生きることに希望を見い出せない40代のバツイチ&シングルマザーがヒロイン、そして『ゆりあ先生の赤い糸』の主人公は男まさりな50歳主婦。じっくりと骨太に描かれた世界観にハマる、熱狂的読者が急増している入江先生に、異色のヒロイン像について伺ってきました。そこには、ミモレ読者が豊かに生きるためのヒントと気づきがあふれています。 入江喜和 漫画家。1989年に「週刊モーニング」(講談社)にて『杯気分!肴姫』でデビュー。代表作に『のんちゃんのり弁』『昭和の男』『おかめ日和』『たそがれたかこ』など。現在、「BE・LOVE」(講談社)にて『ゆりあ先生の赤い糸』を連載中、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く