米Intel社のシニア・バイス・プレジデントを務めるPat Gelsinger氏は、2009年4月8日に北京で開催された、開発者向け会議「Intel Developer Forum(IDF)」において、並列処理プログラミングを支援するために開発した「CT(C for Throughput Computing)」技術を組み込んだ開発ソフトウエアのベータ版を、2009年後半にも公開するとした。 同社の説明によれば、CT技術を用いた並列処理プログラミング支援ツールは、C++言語の標準テンプレート・ライブラリを利用することによって、データを並列処理できるようになるという。つまり、このソフトウエアを採用した場合、プログラマがC++言語を用いるだけで、数百ものプロセッサ・コアを利用するアプリケーション・ソフトウエアを簡単に構築できる。同社が並列処理プログラミング向け開発ツールとして販売している「T