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C++1zでは、並列アルゴリズムのライブラリが導入されることになりました。このライブラリは、<algorithm>, <numeric>, <memory>で定義されるアルゴリズムのオーバーロードという形で提供されます。 using namespace std::execution; // 実行ポリシーの名前空間 std::vector<int> v = … std::sort(v.begin(), v.end()); // これまで通りの順序実行 std::sort(seq, v.begin(), v.end()); // 明示的に順序実行を指定 std::sort(par, v.begin(), v.end()); // 並列実行を許可 std::sort(par_unseq, v.begin(), v.end()); // 並列and/orベクトル実行を許可 このライブラリの設計は、
バグから学ぶ計算機科学 Scalaのハッシュテーブルにおいて並列コレクションのためのコード変更が大量の衝突を引き起こした事例 書いた人: ると 書いた日: 2012年1月21日 はじめに Twitterで「有名なオープンソースソフトで今まであったおもしろいバグを解説した本とかないだろうか」とツイートしたらそれなりに需要があるようでした。そこで先ず隗より始めよという故事にのっとり、死馬の骨としてバグ解説記事を書いてみます。 今回のバグはScala 2.9の標準ライブラリに含まれるmutable.HashSet(ハッシュテーブルを使った重複無しコレクション)のコピーがJavaの標準ライブラリに含まれるHashSetの100倍遅いというバグです。並列コレクションのためにぱっと見問題の無い変更を加えたら思わぬところで影響が出たというものです。 なお、今回はScalaに関するバグですが、Scalaに
本日社内向けのTechTalkにて、並列・並行プログラミングに関する話を行いました。 昨今、プログラムの並列化はなくてはならないものとなっています。しかし、そのプログラミング環境は依然としてロックを用いたものが主流です。今回の発表の主張を端的に申し上げますと、 “Locks must go!” ということになります。並列プログラミングに銀の弾丸はありません。しかし、ロックは別の何らかの安全性を確保したプログラミングモデルで置き換えられなければいけません。そうでなければ、再現しにくいバグに苦しめられ、終電を逃す日々と決別することはできないでしょう。また、ロックによるプログラミングの抱える本質的問題にも言及しています。 この界隈の最新の動向として、去年OOPSLA’10にて発表されたConcurrent Revisionsについての解説も行なっております。また、弊社研究開発において、先日Con
注意 このページにアクセスするには、承認が必要です。 サインインまたはディレクトリの変更を試すことができます。 このページにアクセスするには、承認が必要です。 ディレクトリの変更を試すことができます。 .NET アプリケーションの並列処理についての過去、現在、未来 Stephen Toub 過去の並列処理 スレッドの直接操作は、応答性の高いクライアント アプリケーション、並列アルゴリズム、およびスケーラブルなサーバーを実現するために、以前から開発者が採用している方法です。しかし、この手法は、デッドロック、ライブロック、ロック コンボイ、2 ステップ ダンス、競合、オーバーサブスクリプションといったアプリケーションを望ましくない状態に陥らせる温床でもありました。Microsoft .NET Framework は、その誕生以来、専用の名前空間 (System.Threading) など、同時
マイクロソフトは、Windows HPC Serverのクラスタ上で動作する「Dryad」のベータ公開を開始したことを発表しました。 Dryad Beta Program Starting - The Windows HPC Team Blog - Site Home - TechNet Blogs Dryadは、オープンソースとして公開されている大規模並列バッチ処理ソフトウェアのHadoopに対抗するものといわれています。Hadoopは、いままで高価格なハードウェアとソフトウェアが必要とされていたビジネスインテリジェンスなどの大量データ分析を、安価なハードウェアのクラスタとオープンソースという破壊的な低価格と高い処理能力をもたらしたことで注目されています。 DryadとHadoopの違いは? 発表によると、今回ベータ公開されたのは、Windows HPC Server 2008 R2 S
並列化支援ツール「Parallel Advisor」やC/C++言語拡張「Cilk」が追加、並列アプリケーション開発ツール「Parallel Studio 2011」の新機能 Windows向けの並列アプリケーション開発支援ツールスイート「インテル Parallel Studio」の最新バージョン「インテル Parallel Studio 2011」がリリースされた。Parallel Studio 2011では並列化の効果やその際に発生しうる問題を分析するツール「インテル Parallel Advisor」が新たに追加されたほか、並列プログラミング向けのC/C++言語拡張「インテル Cilk Plus」や並列化支援ライブラリ「インテル Array Building Blocks」(ベータ版)に対応するなど、大幅なアップデートが行われている。本記事では、これら新機能を中心にParallel
Grand Central DispatchはMac OS X 10.6およびiOS 4に追加された新技術だ。 このGrand Central Dispatch(以下"GCD")は、プログラマー以外にその効用を説明することが難しい技術だ。漠然と「マルチコアプロセッサを効率的に使うための技術」と言っておくこともできるが、それじゃあなんでiOS 4に搭載されてんの?という話になってしまう。 これをプログラマー向けに説明するならば、次のような感じになるかと思う。 GCCを拡張してクロージャ的な機能を追加してみたら、非同期処理とか並列処理とかすげー書きやすくなったんで、ちょっとその辺りまとめてみました。 僕の個人的な意見としては、単にAppleのコンパイラー技術者たちがC言語ファミリー(C/C++/Obj-C)にクロージャを追加したかっただけなんじゃないかな、と考えている。 とりあえずマンデルブロ
オープンソースのマルチスレッドライブラリ、インテルTBB(Threading Building Blocks、以下TBB)がversion 3.0となりました。Visual C++ 2005(vc8)、2008(vc9)に加え、2010(vc10)にも対応しています。TBBのインストール・ディレクトリを環境変数TBB30_INSTALL_DIRにセットしておけば、インクルード/ライブラリディレクトリの設定はVS2010 IDEのプロジェクト・プロパティでそれぞれ次のようになります。 インクルード: $(TBB30_INSTALL_DIR)\include ライブラリ: $(TBB30_INSTALL_DIR)\lib\ia32\vc10 さらにTBBのDLLが$(TBB30_INSTALL_DIR)\bin\ia32\vc10にありますから、ここにPATHを通すか、DLLをPATHの通った
Archived MSDN and TechNet Blogs 2/7/2020 2 minutes to read MSDN and TechNet blog sites have been retired, and blog content has been migrated and archived here. Archived blogs are grouped alphabetically by the initial letter of the blog name. Blogs and blog posts can be searched by their names, using the Search box at the top of the page. Actively updated blogs have been moved to other blog sites,
国立情報学研究所(NII)の佐藤一郎先生の日記から抜粋したものです。元ページにはパーマリンクがなく、2010年2月26日~28日の日記に該当します。 昨今の計算機のマルチコア化に伴い、並行処理について注目が集まってきています。そしてここ数年でErlangやScalaといったプログラミング言語が話題になり、並行処理を実現するために採用しているActorモデルについて、佐藤先生は「リバイバルを見るような感じ」と感想を述べています。そもそもActorモデル自体は1970年代に登場したもので、1990年前後に並行処理用オブジェクト指向言語の研究が盛んに行われていたそうです。また学生時代にErlangに触れたことがあったことから、これらについて「新しいプログラミング言語というよりも、昔のプログラミング言語で書いているという感覚」を受けるようです。 そしてActorモデルのようなシングルスレッド実行モ
マルチコアは並列プログラミングで活かせ 米Intelソフトウェア開発製品部のJames R Reindersマーケティング・ビジネス・ディレクタ 米Intelのソフトウェア開発製品部でマーケティング・ビジネス・ディレクターを務めるJames Reinders(ジェームズ・レインダーズ)氏が,2009年10月2日に開かれたインテル・ソフトウェア・カンファレンスに合わせて来日し,日経ソフトウエアの取材に応じた。同社のプロセサ製品の性能を引き出すために,「インテル コンパイラー」を始めとするHPC(High Performance Computing)向けの製品ラインと,より多くの開発者に向けた「Parallel Studio」の2系統の開発ツールを提供していく方針を明らかにした。 2009年5月に製品化を発表した「Intel Parallel Studio」は,既存の製品と何が違うのか。 従来
ECサイトを題材にソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」がスタート。シリーズ第15回は、ここまで作成してきた要求仕様書に対するテストの第1段階となる「セルフチェック」について説明する。
インテルのCoreシリーズCPUが登場して以来、マルチコアCPUは爆発的に普及している。現在では比較的低価格なCPUでも複数のコアを搭載するようになり、現在販売されているPCのほとんどはマルチコアに対応しているといっても過言ではない。しかし、まだマルチコアCPUの性能を生かす、並列処理を行っているアプリケーションは多くない。 並列処理は、一般には実装が難しい、という印象があるようだ。確かにスレッドを駆使して処理を並列化する場合、スレッドの管理やスレッド毎の連携など、考慮しなければならないことが増え面倒ではある。しかし、プログラムを並列化するための言語規格「OpenMP」や、C++用の並列化ライブラリ「Threading Building Blocks」といった並列化支援技術を利用することで、プログラムの並列化へのハードルは大幅に低くなる。また、インテルの開発製品「Parallel Stud
従来は高級サーバーでしか採用されていなかったマルチCPU/マルチコアが、一般的なPCにも普及しつつある。このようなマルチCPU/マルチコア環境において、高速に動作するアプリケーションを開発するために注目されているのが「並列化」技術である。本記事では、この並列計算の基本的な考え方やそのメリット、利用できるライブラリなどについて紹介する。 ソフトウェアをより高速に動作せたい、というのはすべてのソフトウェア開発者にとって共通の悩みだろう。ユーザーにとって、高速なソフトウェアは作業効率が向上するだけでなくコスト削減にもつながる。そして、ソフトウェアを高速に動作させるための技術として現在注目を浴びているのが「並列化」である。 並列処理という概念自体は、さほど新しいものではない。スーパーコンピュータを用いたHPC(High-Performance Computing)の分野では、従来から高速化のために
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