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  • commmons SPECIAL | 【#004】坂本龍一インタビュー | commmons

    もちろんこのようなノイズ側からのアプローチでない曲もある。例えば冒頭の「hibari」。孤高のピアニスト、グレン・グールドが夏目漱石の「草枕」を愛読していたというエピソードから着想を得たという曲だが、ピアノで演奏された美しいフレーズの断片を徐々にずらしていくことによって、ピアノであってピアノではないような、その響きが持つノイズ性を浮かび上がらせることに成功している。 「この「hibari」という曲は、もともと即興で弾いたピアノのフレーズがあって、基はそれをループにしているんですけど、コピーして作ったちょっとだけ長さを変えたものが同時に鳴るようにしているんです。そうすると2つがだんだんずれていって、4~5分くらいのところでいったんずれが無くなって、またずれっていて最後の9分あたりで再び合うんです」 そんなズレの面白さは、同じくピアノをフィーチャーした「composition 0919」でも

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