どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。 今回は「太陽系の拡張?3.8光年彼方の安定点」というテーマで解説していきます。 2024年6月にアメリカの二人の研究者チームが公表した論文によると、銀河内を浮遊する惑星サイズの天体(自由浮遊惑星)を太陽の重力で拘束可能な点が、太陽から3.8光年も彼方にて発見されたようです。 一般的に太陽の重力で拘束された天体が存在する領域を「太陽系」と呼びますが、今回の研究によれば、太陽系の果ては3.81光年も彼方に存在することになります。 本記事では本題と深く関連する「ラグランジュ点」という概念についておさらいし、その後新発見の話題について触れていきます。 ●ラグランジュ点とは 一般に、2つの天体A,Bが円形で公転し合っている状況下で、A,Bより遥かに低質量の天体Cが重力的に安定して存在できる点が現れます。 この点を天体A-天体B系の「ラグランジュ点」と呼び