all photos©長谷川健太 成瀬・猪熊建築設計事務所が設計した、東京都世田谷区の「経堂のカフェ併用住宅」です。 これは住宅と、そこに住まう住人が営むカフェの、小さな複合建築である。 経堂の駅前商店街から一本入った住宅地に建っていた築50年の木造戸建て住宅を、既存の構造躯体を可能な限り残しながらスケルトンまで解体して、1階がカフェ、2階が住居という店舗併用住宅としてリノベーションした。 店舗併用住宅というビルディングタイプは、決して新しいものではないが、こうして店舗と住宅と関係を丹念に調整することで、ただ両者が隣接しているにとどまらない価値を作り出すことができる。住居にとってカフェは、住まい手が主体的にコントロールできる一番身近なパブリックスペースとして、位置付けられてゆく。 ※以下の写真はクリックで拡大します 以下、建築家によるテキストです。 住まいの延長としてのマイクロパブリックス
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