現役東大生が起業したPOLの本社オフィス。「逆指名型」の就活支援事業「ラボベース」で就職先の選択肢を広げている=東京都千代田区で3月13日、三沢耕平撮影 企業を訪問するのではなく、企業からの採用オファーを待つ「逆指名型」の就職活動が一部の理系学生を中心に広がっている。学生と企業をマッチングさせる就職サイトを使い、優秀な学生を狙う企業のスカウト部隊が目を光らせるスタイルだ。 経団連による就活ルールが廃止されて初となる「2021年卒」の就活戦線。横並びの日本型一括採用システムは変わりつつあるようだ。 企業が学生をスカウト 「企業からスカウトが来る形にすれば、思う存分、研究を続けられる」。「逆指名型」の就活支援事業「ラボベース」を展開するPOL(東京都千代田区)の加茂倫明代表取締役CEO(最高経営責任者)はこう話す。 加茂氏は現役の理系東大生だ。研究に忙殺されがちな理系学生の場合、学業と就活の両
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