国際柔道連盟(IJF)は6日、都内で審判委員会を開き、組み合う前に相手にいきなり抱きつくなどの行為を、9日開幕の世界選手権東京大会から厳しく取り締まる方針を決めた。 1度目は「待て」で試合を止めて警告し、2度目から「指導」を与える。 今年から、タックル技などで、帯から下の下半身を直接攻撃した場合は即座に「反則負け」とする新ルールを適用。それに伴い、もろ手刈りなどを得意とするモンゴル選手らを中心に、相撲のもろ差しのように上半身に抱きついて攻めるスタイルが急増。組み合って技をかける柔道を奨励するためにも好ましくないとの意見が出ていた。