「コンサル時代からの変化はゴミ箱を蹴らなくなったこと。当時の自分は“怪獣”のようだった。そして何より、実業の厳しさがよく分かった」――。ゼロから起業して時価総額1000億円以上を実現した女性IT起業家、DeNAの南場智子氏が振り返る同社成長の軌跡と、現社長・守安功氏らと共に目指すグローバルNo.1への挑戦。 Tweet 堀義人氏(以下、敬称略):私はよく、「世界で最も成功した女性IT起業家は南場智子さんだ」と言っている。アメリカにも、マリッサ・メイヤー(Yahoo!CEO)、メグ・ホイットマン(Hewlett-Packard社長兼CEO)、あるいはシェリル・サンドバーグ(Facebook取締役)といった方々はいるが、ゼロから起業して時価総額1千億以上を実現した女性IT起業家は世界でも恐らく南場さんだけだと思う。南場さんとはハーバードで一つ違いだ。頭の上がらない先輩で、当時は「暇そうだから