英米仏独のスタッフを結集してノルマンディー上陸作戦を描いた大作『史上最大の作戦』が成功したことに気をよくした20世紀フォックスが、ノンフィクション作品、ラディスラス・ファラゴ『破られた封印』(The Broken Seal)を原作に、日米双方の視点から真珠湾攻撃を描こうとした企画。豪腕で知られた当時の社長ダリル・F・ザナックは『史上最大の作戦』をまとめあげた実績を持つエルモ・ウィリアムズを起用して製作がスタートした。製作費は、当初50億円[4]、$22,500,000(81億円)[5]などといわれたが、公開直前の1970年8月と9月の読売新聞には、$33,000,000(118億8千万円)と記載された[6][7]。公開時の週刊新潮1970年10月10日号では90億円[8]。当時はアメリカでも$30,000,000を超える映画はこれが最後だろう、と言われ[7]、20世紀フォックスとしても社運