学生を対象にした宗教に関する意識調査で、オウム真理教に関する報道に「関心がある」と答えた学生は全体の60%を超え、一連の事件から20年近くたった今も、一定の関心を集めていることがうかがえます。 調査は、現代の学生たちの宗教への関心や考え方を探ろうと、研究者で作る「宗教と社会」学会などのメンバーが平成7年から行っているもので、11回目の今回は、去年の4月から6月にかけて、全国30の大学の学生を対象に無記名のアンケート方式で行い、4094人から回答を得ました。 調査では「宗教にどの程度関心があるか」といった質問のほかに、かつてのオウム真理教に関する質問も設けられました。 このうち「オウム真理教に関する報道にどれくらい関心があるか」という質問に対し「非常にある」と答えた学生は10.9%、「多少ある」と答えた学生は52.0%で、合わせて62.9%の学生が「関心がある」と答えました。 男女別では男性