マッサージのような施術で生後4か月の男児を死亡させたとして、業務上過失致死容疑で逮捕された元NPO法人理事長・姫川尚美容疑者(57)が、乳幼児の保護者らに「大学教授から免疫学の裏付けを得ている」などと虚偽の説明をしていたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。 大阪府警は、姫川容疑者が、医学的根拠のない施術の信用性を高めようとしたとみて経緯を調べている。府警は5日午後、姫川容疑者を送検した。 捜査関係者らによると、姫川容疑者は、乳幼児の首をもんだりひねったりする「ズンズン運動」などをホームページやブログに掲載。「免疫力が高まる」「アトピーが治る」などとうたい、問い合わせてきた保護者に「教授から医学的な根拠をいただいた」などと話していたという。