健康な成人が身につけて、毎日歩いた歩数や昇降した階段の数を数えてくれるウェアラブルデバイスは、もう普通に知られるデバイスになった。こうしたデバイスは、クォンティファイドセルフ、つまり数値によって記述される自分という新しい存在を知らせてくれた。 しかし、身体の数値化をもっと有効に使えないものか。MITの研究者らが開発しているのは、身につける必要もなくその人の身体の動きを記録し、さらにAIを利用してそれをアルツハイマーの兆候を発見するのに利用しようというものだ。 このデバイス「WiGait(ワイゲイト)」は、壁に面ファスナーのようなもので貼り付けるだけで、そこに住まう高齢者の動きを詳細にわたって計測する。四角く薄い形でアンテナもカメラも見えないが、高齢者の動きをモニターしてくれる。そしてその動きのパターンから、アルツハイマーの可能性を検知するのだ。

