ファッションオタクから「活用センス」がある人へ 中村ゆい氏(以下、中村):(ファッションは)オケージョン(行事)を盛り上げるツールになっていて、何か(洋服など)を手に入れる満足感というよりも、「シーン全体を楽しみたい」という意欲がすごく高いんだと思います。 稲着達也氏(以下、稲着):確かに。10年前だと自分は大学生くらいで。それより前の高校の頃を思い浮かべると、オシャレな奴って、やっぱりいたんですけど、そういう人って昔は「服そのものが好きだ」っていうタイプのオシャレ。「こいつすごいな! 個性的でオシャレだな」という人が多かったんですけど、きっと今は違うんでしょうね。そういうシーン全体を含めて作れる、その中の1つのツールとして、服があるだけというような。 中村:うん。 稲着:そこで良い写真を撮って、雰囲気を作れるような人が「あぁ、オシャレだね」と言われるような。そこが、すごく変わってきている
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