岩手、宮城など被災した地方で出たがれきを他の都道府県で処理する「広域処理」が難航している問題で、6日、藤村修官房長官は「首相公邸(旧首相官邸)敷地内の中庭に最低でも深さ1300メートルに達する超巨大な空間が見つかった」と発表した。政府では近く東京都と協議を開始し、問題がなければ4月にも震災がれきの受け入れ先として活用したいとしている。 6日夕方の定例会見で藤村官房長官が明らかにした。発表によると、先月14日、野田首相が公邸内を散歩していたときに偶然中庭で発見したという。見つかった穴は直径20センチほど。野田首相がたまたま被っていたハンチング帽を試しに投げ落としてみたところ、底にぶつかる音が聞こえてこなかったため、専門家に調査を依頼していた。 3日、政府に届いた調査報告書では、穴の深さは1300メートル以上、穴の入り口も現在の20センチよりも大きく広げられることが分かった。また穴の推定容量は
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