【すぽーつサロン】不況に負けず、クラブチームから世界へ (1/2ページ) 2009.7.14 16:22 不況の荒波はスポーツ界を襲う。昨秋から国内スポーツを支えてきた企業チームが相次いで休廃部に追い込まれた。そんな中、景気や業績に左右されないチーム運営を目指す陸上界では珍しいクラブチームがある。セカンドウィンドAC。8月の世界選手権(ベルリン)には女子マラソン代表として加納由理(30)を送り出す。 「企業情勢やチームの成績に左右されず、じっくり選手を育てたい」。そんな思いを胸に、トップ選手から市民ランナー、ジュニアまで幅広い層に門戸を開くランニングクラブとして発足したのは2007年4月。資生堂監督として06年12月の全日本実業団女子駅伝を制し、前回の世界選手権女子マラソン代表の嶋原清子らを育てた川越学氏(46)が、21年間在籍した同社を退社して設立した。加納や嶋原ら4選手との船出は、長