この2カ月、日銀は突然袋叩きにあっている。しかも、私達のように「もともと金融緩和をやりすぎている」「リフレはヤバい」などと批判している方面からの批判だけではない。むしろ、これまで「物価を上げろ」「インフレ率2%を達成できていない」「次の金融緩和の一手はないのか」などと金融緩和拡大、物価上昇を求めていたグループから「物価高騰に対処せよ、そのためには円安を抑えろ」「いつまで緩和しているんだ、欧米に追随せよ」と、これまでと正反対の非難、攻撃を浴びている。 可哀そうだ。 そこで、私は、四面楚歌の日銀に窮地脱出のためのアクションプラン(行動計画)として、先日、「日銀 金融政策正常化 アクションプラン」を提案した。その詳細はそちらを参考にしていただくことにするが、しかし、このアクションプランはもう間に合わないかもしれない。 なぜなら、日銀への攻撃は熾烈を極めており、何をやっても日銀は批判される状況にな