先日、IPA(情報処理推進機構)で講演をさせていただきました。西垣理事長以下、20名ほどの理事やユーザの代表者の皆様がおられました。原題は「米国におけるOSSビジネスの現状とOSS活用事例について~ユーザがOSSを安心して利用するために~」というものですが、講演を通して「誰がオープンソースを作っているか」を解説させていただきました。 IPAを初めとして、日本のインテグレータやコンサルタント会社は、オープンソースをいかに見極め、そしてうまく利用するかというノウハウをずっと溜めて来ました。このノウハウは相当なものだと思います。たしかに、安心してオープンソースを利用するためにはこれらのノウハウは非常に重要です。 しかし、根本の課題が見過ごされており、それが、誰がそのオープンソースを作っているかという点です。安心して利用するには、しっかりした体制でそのソースコードが作られ、保守されなければなりませ