最近の投稿作を読んでいると、「両親がまったく出てこない」「いるんだかいないんだかも判らない」という作品に結構な確率で出会います。 いるんだけどほとんど描写されない、あるいはまったく触れられない。ほぼ空気。 つまり「両親の存在」が作者の関心の外にあるわけですね。 ほんの一昔前はいわゆる「父親殺し」「母親殺し」はわりと普通のテーマでしたから、こうした傾向はちょっと隔世の感がありますね(※あ、この場合の「●●殺し」は本当に殺すわけじゃなくて、いわゆるエディプスコンプレックス・エレクトラコンプレックスという意味ですよ)。 そういう意味ではラノベに登場する「親」という存在に注目してみると、今の世の中がちょっと透けて見えてくるかもしれませんね。 http://ga.sbcr.jp/bunko_blog/t/017483/ "「最近のアニメに大人・親が居ない」という言論への反論〜07年以降に見たアニメの