曾野綾子の「世代」に注目しろ、との話を読んで、 でも、この戦後の時期に、数には出ない多くの、いわゆる「ぱんぱん」風ではない良家の女性たちが強姦されたと聞いたことがあるし、 それを噂ですら聞いたことがなかったらしい曾野綾子は思春期時代も今と同じく、鈍感な女だったとしか私は思わない。 もし「どんな時代」を「どういう人として生きたか」で考えるのなら、「女の嫉妬」で見た方がわかりやすい気がする、 「私が若い頃にはそんなきれいな服を着てみたくても、戦争のせいで「もの」がなかった、そもそもそんな「自由」がなかった」 戦争に「青春を奪われた世代」としての哀感、「自由」のなかった女性としてのあがき、それならば多少は共感できないでもない。 楽しく、美しく、「男の視線」をひく装いに身をやつせなかった「若さ」は、もうかえってくるものではないのだから。 幸いにして、私は「ワンレン・ボディコン」世代で、その手の「流