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  • 第2章:左派と右派のあいだ ──毛沢東はなぜ死な(ね)ないのか──(1)「現代中国――現在と過去のあいだ」

    3.09.2013 梶谷懐第5回 第2章:左派と右派のあいだ(1) ──毛沢東はなぜ死な(ね)ないのか── ■ 中国における左派と右派の区分まだ記憶も新しい昨年9月の一連の反日デモやそれに続く暴動の報道で、毛沢東の肖像を高く掲げた人々の姿がテレビに映し出されたことに、名状しがたい思いにとらわれた人々は少なくないだろう。現在の中国社会に様々な矛盾が存在し、それが反日という形で吹き出している。そこまでは何とか理解できる。だが、それがなぜ、毛沢東の肖像を掲げながらなされなければならないのか? そもそも、毛沢東は中国の庶民にとって当の「味方」などではなかったはずだ。毛沢東が君臨した時代、大躍進の失敗による大飢饉や文革によって吹き荒れた暴力によって、何千万人という人々が犠牲になったことは、中国共産党の公式見解においてさえ認められてきた否定しようのない事実である。過去にそういった重大な失政を行っ

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  • THE BRADY BLOG:マイ・リトル・レイシスト

    営業マンに苦手なクライアントがいるのと同じように、保育士にも“できればスルーしたい”と思うガキはいる。 わたしの場合、そのカテゴリーに該当するのは凶暴児ジェイクだった。 なにしろ彼の場合、顔つきがまず尋常ではない。こんなに暗い目、というか、ひょっとしたら狂っているのではないかと思うような強烈な目つきをした幼児を、わたしは他に知らない。 そんな凄い目つきのガキが、殴る、蹴る、痛めつける、破壊するといった行為をエンドレスで行っており、諌めれば必ず暴力で反撃される。 また、口にする内容がいっぱしのアンダークラスのフーリガンなため、人種差別的発言が多く、外国人の大人にとっては忍耐力を試されることになる。 その上、妙に頭が良く、何処を突けば大人を傷つけることが出来るか正確に知っているから始末におえない。 かくいうわたしなんかも、そもそも彼に対して苦手意識を持つようになった直接の原因は、 「あんたみた

    lotus3000
    lotus3000 2009/11/06
    差別することへの原風景を見せ付けられた。なきたくなる。
  • ethnicとnationは対立概念でも何でもない - Danas je lep dan.

    この前書いた, アイヌの運動を「利権狙い」と決めつけ,彼らを「自称アイヌ」と呼んで恥じない小林よしのりの醜悪な姿 - Danas je lep dan. への補足的なものを書く。 ここで取り上げたいのは,小林の 「nationが民族なのであってethnicは部族に過ぎない!」 という論法。 少しでもナショナリズム論を囓っている人間にとっては,小林の用いた論法は と一瞬で思えるようなシロモノなのだが,そういう分野に馴染みのないひとも多いだろうと思うので,どこがおかしいのかをちょっと噛み砕いて説明する。 まず,小林が名詞として用いている「ethnic」という語は形容詞である。辞書を引けば,「民族の」という意味が出てくると思う。ではnationalやracial*1といった他の語と比べてどういう意味が付与されているかというと,それは民族や国民を規定する要素の中でも,文化的な同質性(言語,習慣など

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